国税・相続税鑑定評価用の作業ツールとして
「相続プロ」は、固定標準宅地や地価公示、地価調査で作成した比準表・文例データ、収益還元・直接法で算定した結果および取引事例データ等を、「相続プロ」に読み込むことにより効率的な連携ができます。また、他の相続税鑑定評価ソフトで作成した取引事例、賃貸事例データ等も公的評価フォーマットであれば、「相続プロ」でそのまま読込み、評価作業を引き継ぐことも可能です。
基本的な操作手順は、弊社、e_不動産鑑定評価シリーズ(プロシリーズ)と同様ですので、弊社ユーザには違和感なくご利用いただけます。
ソフトの特徴について
データ交換、比準表による格差計算、取引事例データの編集、効率的な鑑定評価、地図表示機能など、他のプロシリーズと共通の特徴があります。
特徴① 他ソフト作成の事例データをそのまま引き継いで利用できます
公的評価フォーマット準拠
事例データは、連合会指定の公的評価フォーマットに準じていますので、他のソフトで作成された取引事例や賃貸事例データをそのまま本ソフトで読み込み、作業を引き継ぐことが可能です。また、本ソフトで作成された前年の鑑定評価結果についても取り込み、評価結果や比準表、文例を引き継いで評価作業が行えます。
特徴② 鑑定評価と比準計算機能が一体で3タイプの比準表を用意しました
地域格差の自動計算
比準表を定義するだけで、鑑定評価画面では、地域格差が自動的に比準計算されます。採用する要因に応じて以下の3タイプ(連続量、範囲指定、即地指定)の比準表を用意しました。もちろん、格差の比準計算なしで、格差の手入力だけによる評価も可能です。
3種類の比準表
1.連続量(駅からの距離100m、500m、1000m、2000mなど)
2.範囲指定(道路幅員4m以下、4m~6m、6m~8m、8m以上など)
3.即値指定(駅名:A駅、B駅、C駅など 上下水道:有、無など)
比準表の入力・作成が容易にできます
上記3種類の比準表の自動作成が可能です(差による計算、比率による計算の選択可能)小数点第1桁表示を原則として、整数表示も可能です。
特徴③ 取引事例データの編集・処理を正確で効率的にしました
価格水準の登録
事例の存在する地域の価格水準を入力することにより、これと鑑定評価対象である標準地の近隣地域の価格水準を比較することにより地域補正の精度を向上することができます。価格水準は、相続税路線価や、予め設定するメモ価格などを基準に算定することもできます。
取引総額から土地価格内訳の算定
建物の再調達価格や事例地の価格水準等を参考にして、土地・建物の取引総額から土地の取引価格を参考計算することができます。本ソフト間であれば、評価員同士でデータ交換可能です。
データ比較・データコピー機能
個別に入力した事例データをコピーして別の事例として再利用することができます。また、他の取引事例や、他の標準地の鑑定評価結果と比較することにより、事例データや鑑定評価結果をチェックすることができます。
取引事例の絞込み・ソートによるデータの取り込み
他の評価員が作成した取引事例データを外から読込む際に、事例の所在地の市区町村、作成評価員、土地用途から絞込み・並び替え表示により、評価に必要な事例をシステム登録できます。また、取引事例番号により管理していますので番号が異なれば上書きされることはありません。
取引事例カードの印刷は提出用とは別の様式も用意してあります
事例カードの様式と同じイメージの入力画面を用意しました
特徴④ 鑑定評価作業の効率が向上しました
キーの切り替えにより更地等と借地権の鑑定評価を同一の画面で可能
借地権の取引事例の比準方法が更地の場合と異なります。同一の鑑定評価画面で、「更地等」と「借地権」をタブキーで切り替えて使用することができます。
価格水準にもとづいた鑑定評価により比準計算の矛盾が解消
取引価格、取引時点、規模、幅員、用途地域などから事例を並び替えて表示し、鑑定評価に適した事例を取り込むことが可能で、7事例まで選択できます。また、予め選択した7事例について評価し、その結果をもとに最終的に5事例を採択することが可能です。
収益還元・直接法の連続処理ができます
収益還元法(直接法)はオプションとして1画面に複数の標準地を横並びで比較表示してデータの入力、収益価格算定の連続処理ができるようにし、鑑定効率の向上を図りました。
鑑定評価結果の一覧表によるチェック
全評価員の鑑定評価結果の内訳を一律に一覧表示することにより結果のチェックが可能です。
1.標準地の評価結果と価格形成要因との整合性を比準表でチェック計算します。
2.同一事例が複数の標準地に採用されている場合、整合性をチェックします。
3.標準価格と規準価格、比準価格、収益価格の価格比のチェックをします。
特徴⑤ ブロックの共同作業を支援します
他の評価員の作成した比準表、基本利率、文例および取引事例等のデータ交換
本ソフトご利用の場合には、他の評価員同士で比準表・時点修正率表・基本利率および文例のデータ交換が可能で、鑑定効率の向上が図れます。また、取引事例の公的評価フォーマットに定義されていない価格水準や土地価格の算定内訳等、本ソフト固有のデータも含めて、他の評価員とデータ交換をすることにより作業効率の向上が図れます。
比準表等のデータ入力代行、幹事のシステム評価作業の支援をします
同一のブロック内で共通の比準表や基本利率をご利用になりたい場合には、比準表や基本利率のデータを紙ベースでいただければ、弊社でデータ登録後、同一ブロック内の評価員にソフトに組み込みで出荷することが可能です。また、幹事のソフト使用に関する助言、前回データ・他ソフトデータの引継ぎ、ブロック単位のシステム評価作業支援等のサポートをいたします。
ソフトの価格について
■ダウンロード版
※CD版より価格を1,000円下げています。
プロシリーズユーザ
価格 28,700円 (税込)
新規ユーザ
価格 38,600円 (税込)
※11月末までのキャンペーン価格
価格 28,700円 (税込)
■CD版
プロシリーズユーザ
価格 29,700円 (税込)
新規ユーザ
価格 39,600円 (税込)
※11月末までのキャンペーン価格
価格 29,700円 (税込)
※一括購入割引について
姉妹編である「精通プロ」と一緒にご購入の場合(相続プロ+精通プロの価格)
■ダウンロード版
プロシリーズユーザ
価格38,600円 (税込)
新規ユーザ
価格54,000円 (税込)
※11月末までのキャンペーン価格
価格38,600円 (税込)
■CD版
プロシリーズユーザ
価格39,600円 (税込)
新規ユーザ
価格55,000円 (税込)
※11月末までのキャンペーン価格
価格39,600円 (税込)
(補足事項)
- お問い合わせなどのご利用サポート費を含みます。
- 本価格は1事業所単位の価格で、同一の事業所内に限り複数の評価員でご利用いただけます。
本社、支社がある場合にはそれぞれの事業所で1システムが必要になります。