標宅プロ
固定資産税標準宅地鑑定評価用の作業ツールとして
固定資産税標準宅地鑑定支援ソフト「標宅プロ」は2000年度(平成24年度)を初版として、以後、鑑定士の皆様にご利用いただき、実際の鑑定評価作業のニーズを取り入れて進化を遂げてまいりました。 「標宅プロ」は、公示プロ(地価公示)や基準プロ(地価調査)、相続プロ(相続税評価)とデータの互換性を保証していますので、地価公示や地価調査で作成した取引事例データ、比準表・文例データ、収益還元・直接法で算定した結果等を、「標宅プロ」に読み込むことにより効率的な連携が図れます。また、操作画面も他のプロシリーズと同様の画面にしていますので、弊社プロシリーズのどれかの操作経験があれば違和感無くご利用いただけます。 継続してご利用の方 前回(3年前)の鑑定結果、評価理由文、比準表および、直近の公示地・基準地等をとりこんで、鑑定評価作業を継続できます。 新規にご利用の方 他の鑑定士の作成した前回(3年前)の標準宅地、収益価格、評価理由文、比準表および、直近の公示地・基準地等をとりこんで、鑑定評価作業を効率的に進められます。 また、前回、他社のソフトで作成した標準宅地、収益価格はデータ変換によりそのまま取り込むことができます。 |
<標宅プロの特長>
データ交換、比準表による格差計算、取引事例データの編集、効率的な鑑定評価、地図表示機能など、
多くの支援機能を実装しています。
特長① |
鑑定評価機能 |
特長② |
鑑定評価のチェック機能 |
特長③ |
地図表示機能 |
特長④ |
事例データ |
特長⑤ |
外部データとのデータ授受機能 |
特長⑥ |
ブロックの共同作業の支援 |
特長①鑑定評価機能
<鑑定地の属性入力>
標準宅地調書上の項目を、標準宅地番号毎の一覧表形式にして表示した編集画面を実装しています。
この編集画面上で直接入力したり、項目の設定値を別の標準宅地に複写できますので効率的に入力操作ができます。
<標準化補正、地域補正の自動計算>
比準表を定義すると、標準化補正、地域補正を自動的に比準計算します。要因項目に応じて7タイプの比準表から選択して作成できます。
標準化・地域補正に対応。
①連続量差
②連続量(駅距離、バス停距離等)
③範囲指数差
④範囲指定(幅員、建ぺい率、容積率等)
⑤即値指数差
⑥即値指定(駅名、上下水道ガス等)
⑦入力指数差(環境点数をつけた場合)
<価格水準>
取引事例の価格算定においては、地域格差の格差調整の目標として、取引事例側にも、標準地側にも「価格水準」の入力項目を設けています。地域格差が、両価格水準の比率と合致するように要因選択と格差調整することにより、標準地、代表標準地、取引事例のそれぞれの間の比準結果に矛盾が発生しません。
<評価パターン>
採用する事例や公示地(基準地)あるいは、直接法の情報を、設定パターンとして登録できます。評価パターンを予め登録しておくことで、鑑定作業において作業効率の向上を図れます。
<鑑定評価の再計算>
比準表や計算桁数(価格の表示桁)の設定値などを変更した場合、全地点において価格の再計算を実施します。価格等の算出結果は、設定データの変更とともに更新されます。
特長②鑑定評価のチェック機能
評価結果の妥当性の検証のため、以下のチェック機能を実装しています。
<総務省・鑑定評価書点検等要領に準じたチェック>
鑑定評価書の様式1~4の記載内容について点検要綱に準じたチェックができます。
<「補正等審査」チェック>
地価公示と同様の空欄・採用等のエラーチェック、取引事例に係る補正内容審査、同一事例の標準化補正、地域要因審査、採用事例の重複審査、収益価格算定過程審査、その他審査等、多岐にわたるチェックができます。
<標宅プロ独自の地域補正チェック>
価格比・開差率による規準・比準、純収益チェック、
同一事例、同一公基準地を採用している標準宅地間の地域補正の算定値等の整合性チェックができます。
特長③地図表示機能
登録した鑑定地、事例、公示地、基準地の位置や属性情報を表示する地図機能を実装しています。
<地理院地図>
国土地理院・地理院地図上に、登録した標準宅地、公示・基準地、取引事例の地点を表示する機能を実装しています。地図上の地点間の距離も把握できるので、採用地点の検討の際にもご利用できます。
<プロット図>
国土地理院・地理院地図上に、標準宅地、公示・基準地、取引事例等の地点表示、および属性情報を反映した等のプロット図の作成や印刷機能を実装しています。価格バランスの確認等でご利用いただける機能です。
<位置図>
標準宅地や取引事例等の位置図を地理院地図から切り出して、位置図の情報として登録できます。
<P-MAPでの表示用データ>
P-MAP(不動産鑑定評価データ共有地図表示システム)と連携した表示用データを出力できます。
特長④事例データ
標宅プロは、取引事例(宅地)、賃貸事例、造成事例を事例データとして登録できます。
<価格水準>
取引事例データにおいては、事例の存在する地域の価格水準を入力することにより、これと鑑定評価対象である標準地の近隣地域の価格水準を比較することにより地域補正の精度を向上することができます。価格水準は、相続税路線価や、予め設定するメモ価格などを基準に算定することもできます
<取引総額から土地価格内訳の算定>
取引事例データにおいては、建物の再調達価格や事例地の価格水準等を参考にして、土地・建物の取引総額から土地の取引価格を参考計算することができます。
<データ連携>
弊社プロシリーズのソフトと標宅プロ間で、独自事例のデータ授受が可能です。
<カード印刷>
汎用タイプ・交換タイプ様式A4/B4/A3用紙など多種類の様式で事例カードの印刷ができます。(PDF出力も可能)
※事例カードは、造成事例は除く
特長⑤外部データとのデータ授受機能
標宅プロと外部データ間でのデータ授受機能を実装しています
<標準宅地情報、鑑定評価情報>
鑑定結果を集計し、価格バランスの確認を行いたい場合など、データ集計用の作業域において各評価員のデータ(標準宅地情報、鑑定評価情報)を取込み、データを集約できます。集約したデータをCSVとして出力し、分析や価格検討に利用できます。
<プロシリーズソフトとのデータ授受>
直近の設定情報を、弊社プロシリーズソフトから簡単に反映できる機能を提供しています。 弊社プロシリーズソフト(公示プロ/基準プロ/相続プロ)から出力した比準表、要因項目、文例などの各種設定データを、標宅プロに取り込めます。また標宅プロの別の作業領域から設定データを指定して取り込むことができます。
<市区町村データの登録>
前回の標宅プロでの鑑定データがない場合や、新規に評定地点を担当した場合は、新規にデータ登録を行う作業が必要です。
その際、担当市区町村より標準宅地調書項目を表形式データ(EXCELファイル等)で提供される場合は、 標宅プロ上の管理項目名と、EXCELファイル上の項目を対応させてデータ取込みする機能を実装しています。
<CSVファイルの利用>
標宅プロに登録された、各種地点データ(鑑定地、公示地、基準地等)は、管理項目を任意に指定してCSVファイルを作成ができます。このCSVファイルを標宅プロに取込むことで、効率よくデータ登録作業や更新作業ができます。
例えば、標準宅地調書上の対象項目を任意に指定してCSVファイルを作成すると、以後、このCSVファイルを標準宅地の入力用ファイルとして利用できます。このファイルのデータ内容を標宅プロの入力情報として読込むと容易にソフト上のデータ更新ができます。
<路線プロとの連携>
弊社プロシリーズの、路線価算定支援システム・路線プロとデータの連携ができます。
状況類似地域番号を介して、路線プロ上の「主要な街路」と連動させ、標準宅地情報等を路線プロにデータ連携できます。
特長⑥ブロックの共同作業の支援
標宅プロ間において、他の評価員同士で比準表・時点修正率表・基本利率および文例のデータ交換が可能です。ブロック内でこれらの情報を共有することで、ブロック内の鑑定評価結果の精度の向上が図れます。
<比準表等の作成サポート>
比準表等のデータ入力代行、幹事のシステム評価作業の支援をします。
同一のブロック内で共通の比準表や基本利率をご利用になりたい場合には、比準表や基本利率のデータを提供いただければ、弊社にて設定ファイルの作成およびファイル提供をいたします。また、運用におきまして、ソフト使用に関する助言、前回データ・他ソフトデータの引継ぎ、ブロック単位でのシステム評価作業支援等もサポートをいたしますので、ご相談ください。
<市区町村独自の出力書式の対応>
標宅プロで提供している成果物の様式は、標準様式(総務省の提示様式)に準拠しています。
担当市区町村において、独自の情報を出力する必要がある場合や、独自の様式で提出する必要がある場合など、弊社までご相談ください。
ソフトの価格について
ダウンロード版 | ※CD版より価格を1,000円下げています。 新規ユーザ 131,000円 (税込) プロシリーズユーザ 83,000円 (税込) |
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CD版 | 弊社プロシリーズユーザ 新規ユーザ 132,000円 (税込) プロシリーズユーザ 84,000円 (税込) |
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- お問い合わせなどのご利用サポート費を含みます。
- 新規ユーザでも同一の分科会内であれば、既存ユーザ扱いとします。
- 本価格は1事業所単位の価格で、同一の事業所内に限り複数の評価員でご利用いただけます。本社、支社がある場合にはそれぞれの事業所で1システムが必要になります。
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